仏像はインドが原点であるからか、その階級も厳密に決まっています。


如来>>菩薩>>明王>>天部の順番です。


如来(悟り済)

仏で一番偉い種類で、悟りを開いた者。出家後の釈迦がモデル。阿弥陀如来、薬師如来など。

菩薩(修行中)

悟りを開ける地位ではあるが、衆性救うため、あえて一段位を下げている仏。出家前の王子時代の釈迦がモデル。観音菩薩、弥勒菩薩、地蔵菩薩(お地蔵様)など。

明王(民衆を守る)

修行する者を煩悩から守る如来の使者の仏。恐ろしい外貌と激しい忿怒の相をしている。不動明王など。 ※ 真言宗にだけ登場します。

天部(仏界を守る)

仏界を守る神々。四天王、阿修羅など。 ※元ヒンズー教の神々です。