越前かにの解禁日は毎年11月6日と決まっています。
漁期は翌年の3月20日まで。

越前かにの生息しているのは水深200m〜500mの海底。
深いところにいるので、水圧に耐えられるようなガッシリした殻と身になるのです。
甲冑を着ているようなかにといえます。

さらに日本海のこのあたりはプランクトンが多く、栄養がたっぷりなので、身が詰まって甘いかにになります。
その中でもおいしい越前かにを見分けるのは難しいそうですが、
基本的に「色つやが良いかにはおいしい」
「はさみの根元が太いかにはおいしい」
といわれます。

越前かにの雄も立派でよいですが、地元で人気なのは雌のセイコガニ
三国から敦賀あたりで越前がにの雌ををセイコガニと呼びます。
雄に比べとても小さいのですが、セイコガニの内子と外子は絶品の旨さ!
セイコガニのほうは漁期が1月6日までと決まっていて、まず地元以外では食べることができません。